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山口県社会福祉法人経営者協議会とは

よくある質問

1. どんな組織で、企業・NPOとの違いは?

社会福祉法人とはどのような法人ですか?

良質な福祉サービスの提供を主な目的とした民間の非営利法人です。
  • 社会福祉法人は、行政とは異なり、「社会・地域における福祉の発展・充実を使命とする」公益を目的とした民間の非営利組織です。
  • 地域住民が日々の生活の中で必要とされる福祉サービスを提供しています。
  • 例えば、高齢者の介護や障がい者の支援、児童の保育やこれらを支えている家族へのケアなど、様々な分野や種類があります。

社会福祉法人は全国・山口にどれくらいありますか?

全国各地、皆さんの身近なところにあります。
  • 現在、全国に約18,000をこえる社会福祉法人があり、約50,000箇所の福祉施設を経営しています。そのうち、山口県では311法人あり、1,089カ所の福祉施設を経営しています。
  • 社会福祉法人は、例えば、特別養護老人ホームの90%、保育所の42%、児童養護施設の94%、障害児者施設の83%(身体障害:86%、知的障害:92%、精神障害:52%)などを設置・経営しています。

社会福祉法人は、企業とNPO法人と比べてどこが違いますか?

社会福祉法人は、利益を求めない「非営利性」、安定した経営をおこなう「公共性」、地域のニーズにこたえる「公益性」があります。
非営利性
  • 営利を求める経営は行いません。
  • 事業で得たすべての余剰金(余ったお金)は、外部への分配は行わず、社会福祉事業に充当したり、公益的な活動に分配します。
公共性
  • 所轄庁の認可により設立し、毎年度の指導監査を受けています。
  • 評議員会を設置し、意見を集め経営しています。
  • 事業の廃止などは行政の認可が必要であったりするなど、簡単には事業をやめたりすることはありません。
公益性
  • 経営基盤の強化を図り、良質な福祉サービスを安定的に提供します。
  • 表に出にくい生活課題、子ども食堂や高齢でゴミを捨てられない方への代行サービスなど、制度の狭間にある福祉需要など新しい領域に対応します。
  • 地域の福祉ニーズを集約し、制度化に向けた働きかけをおこないます。

2. 相談・利用方法を教えて下さい。

社会福祉法人のサービスを知る・利用するにはどのようにすればよいですか?

社会福祉法人が提供する福祉サービス(施設や在宅サービス)には、社会福祉法人に直接ご利用のお申し込みをいただくものと、市町村等の行政にお申し込みをいただくものとがあります。
  • サービスの利用手続きは、まず市町村の相談窓口やお近くの社会福祉法人で事前にご確認されることをお薦めします。
  • 福祉施設や在宅福祉サービスの利用は、従来はその大部分が行政に利用を申し込んでいただく方式でしたが、現在では、利用をご希望される方が自ら利用する施設等を選択し、直接契約して利用するサービスが増えつつあります。詳しくは市町村の相談窓口やお近くの社会福祉法人にお尋ねください。

利用料金はどのようにきまっていますか?

提供するサービスの内容や料金は、公的に決められています。
  • 社会福祉法人が提供する利用料金は公的に定められた利用料金です。例えば高齢者への福祉サービスは介護保険法に基づいて、障がい者を支援するサービスは障がい者自立支援法などに基づいています。この料金は公的に決められているため、安心して利用することができます。
  • この利用料金の負担額は、利用される方(児童の場合は保護者等)の所得状況に応じて負担額が異なるサービスと、所得にかかわらず一定率の負担をいただくサービスとがあります。
  • 介護サービスの場合は、低所得者が利用しやすいように、社会福祉法人においても、その利用料を減額する仕組みを設けている施設もあります。

利用に対して希望をいうことができますか?

もちろん、利用される方の自己決定を尊重し、個人の尊厳に配慮したサービスを提供します。
  • サービスに関し、希望や意見があれば随時受け付けております。
  • 利用者ごとの個別の支援計画である「ケアプラン」を作成し、ひとりひとりのニーズに合ったサービスの提供を行っています。作成には、利用者だけでなく、ご家族の意見も取り入れています。
  • サービスに対するご不満や苦情に関しては、施設内に苦情相談窓口を設置したり、公的な立場で相談する「第三者委員」を委嘱するなどの仕組みを整備しています。

3. そのほか、社会福祉法人の活動はどのような活動がありますか?

“福祉のまちづくり”において、社会福祉法人の役割は何ですか?

「福祉の拠点」となるべく、地域の言葉に耳を傾け、地域とともに発展することを目指しています。
  • 社会福祉法人が持っている機能は、利用者への直接的なサービスだけでなく、各地域における福祉向上のための拠点としての役割を果たしています。
  • 社会資源でもある学校や医療機関、企業や行政などの様々な機能や特徴を生かしたネットワークをつなぎ、様々な福祉ニーズを解決します。
  • 小中学校の「福祉教育」体験活動や、ボランティアの積極的な受け入れ、介護、育児相談会の開催などにも取り組んでいます。
  • そのほかにも、公共機関でも見落としがちな隠された福祉ニーズの発掘を行い、よりよい社会になるよう取り組みを行っています。当ホームページでは、山口県での取り組みを公開しておりますので、ぜひご覧になってください。

4. 活動や地域の為に協力したいのですが?

社会福祉法人の活動や地域の福祉のために協力したいのですがどのような方法がありますか?

様々な形で協力・支援していただくことができます。
  • 社会福祉では、多くのボランティアの方々に様々な内容のご協力をいただいています。ボランティアの方々の活動は、地域の福祉にとって大きな力となっています。ボランティア活動に興味をお持ちの方は、お近くの市町村や社会福祉法人にお問い合わせください。
  • 財政的なご支援として「寄附」という方法があります。社会福祉法人の運営財源は、サービスの対価による収入だけではなく、多くの方々の寄附も大きな割合を占めています。
  • できるだけ多くの方に社会福祉法人の活動を知っていただき、それぞれに可能な形でご協力をいただくことは、地域の福祉にとって、重要な役割を担っています。社会福祉法人の活動に、ぜひご理解とご協力をお願いいたします。
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